熊本県八代市に位置する東陽町には、廃墟マニアに広く知られている廃バスがある。
私も以前から気になっていたため、日奈久温泉の帰りに立ち寄ってみることにした。
笹藪に呑まれた廃バス

県道25号線沿いに放置されている廃バス。車体の半分は笹藪に呑み込まれている。
交通量が比較的多いため、廃バスに見惚れて車に撥ねられないように注意しよう。

視界は非常に悪い。運転席から見える景色は、見渡す限りの笹藪である。

床を突き破り、車内にまで笹が生い茂っている。
少し前までは、資材置き場として利用されていたようだ。

座席や吊革は全て撤去されているが、車内広告は当時のままである。

非常口の扉の先は、不気味な色に染まっている。一度降りてしまうと、戻って来れなくなりそうだ。
再訪

数年後に相棒と再び足を運んでみると、廃バスは更に美しい姿となっていた。余りの美しさに、溜め息が漏れてしまう。
何れ、この廃バスも撤去されてしまうのだろうか。突然訪れる別れの日まで、廃バスが美しく朽ちていくことを願って已まない。
廃墟評価
| 廃墟退廃美 | A |
| 到達難易度 | C |
| 廃墟残留物 | – |
| 崩壊危険度 | – |
| 廃墟化年数 | B |
廃墟評価の詳細はこちら。