勿忘草色の廃医院は、茨城県潮来市に位置する廃医院である。
勿忘草とは、春に青色の花を咲かせるムラサキ科の一年草である。一部地域を除き、国内で栽培した場合は夏の暑さで枯れてしまうが、原産地のヨーロッパでは多年草に分類されている。
憧れの廃医院
建物の1階部分は再活用され、八百屋として営業している。関係者の方から見学の許可を頂き、念願の廃医院へ足を踏み入れる事が出来た。
許可を頂いているとは言え、あまり長々と撮影する訳にはいかない。急ぎ足で手術室へ向かう。
半開きの扉の奥に、少しだけ手術室が見えている。
「勿忘草色の廃医院」の名の由来となった青いタイルの壁と、可憐な花を彷彿とさせる無影灯。憧れの場所に漸く立てた喜びが込み上げてくる。
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」である。忘れたくても忘れられない、私の記憶に残り続ける廃医院であった。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | B |
崩壊危険度 | C |
廃墟化年数 | B |
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