原田郵便局は、広島県尾道市に位置する廃郵便局である。
車通りも疎らな山間に、朽ちた旧局舎が残っている。
郵便局から工房へ

竣工は昭和6年頃。平成11年に移転し、旧局舎は役目を終えた。
移転後は工房として、一時期利用されていたという。

色褪せているが、扉や窓枠は鮮やかな赤色だったことが窺える。
工房として利用する際に、塗装し直したのだろうか。

散らばった銀杏が、鼻を衝く悪臭を放っている。私は銀杏の臭いが非常に苦手である。

悪臭が酷いため早々に中へ。ATMコーナーには、何も残っていない。

伽藍堂の局舎内。郵便局、工房どちらの面影も残っていない。

見上げた先に、僅かに残る郵便局の面影。

郵便貯金に関する案内のプレートが落ちている。唯一の真面な残留物だ。
ここで気になるのが、聞き慣れない「郵政省」という名称である。昭和24年に設置された郵政省は、郵便事業のみならず、郵便貯金事業や簡易保険事業、電気通信、電波、放送に関する広範な業務を担当していた。平成13年に行われた中央省庁再編により、郵政省の業務は総務省と郵政事業庁へと引き継がれ、郵政省は廃止となった。
この文字を目にしていなければ、態々郵政省について調べることは無かっただろう。また一つ知識が増え、原田郵便局へ足を運んだ意味を見出すことが出来た。
廃墟評価
| 廃墟退廃美 | B |
| 到達難易度 | C |
| 廃墟残留物 | C |
| 崩壊危険度 | B |
| 廃墟化年数 | B |
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