廃医院の情報を入手し、中国地方のとある港町を訪れた。
廃医院と言っても、残っているのは入院病棟だけである。
コの字の入院病棟
自然に還りつつある入院病棟。上空から見ると、確かにコの字になっている。
現在空き地の場所にも元々建物があり、コの字の部分と繋がっていたようだ。しかし中途半端に解体されてしまい、打っ手切られたようになっている。
「第六十號室」と書かれた表札。使用されている漢字に時代を感じる。
規則的に並ぶ扉と木枠の窓が美しい。青々とした蔦が絡む廊下も見てみたい。
ほぼ全て平仮名で書かれた張り紙。子供向けのものだろうか。
床が脆くなっている病室もある。油断は禁物だ。
現在とは違い、娯楽の少なかった時代。当時の入院生活が非常に気になる。
竹林に囲まれた入院病棟。笹鳴りが心地良い。
非常に状態の良い病室。同じ病室でも、日当たりによって状態が異なる。
可愛らしいナースコール。つい押してみたくなる。
視力検査でお馴染みのランドルト環。これを見て、患者は暇を持て余していたのだろうか。
整然と並ぶ薬瓶や迫力のある無影灯も良いが、偶にはこういった廃医院も良いかも知れない。
廃墟評価
廃墟退廃美 | A |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | C |
崩壊危険度 | B |
廃墟化年数 | B |
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