敦賀国際スキー場は、福井県敦賀市に位置する廃スキー場である。
赤い三角屋根が印象的な廃ロッジと、錆び付いたリフトの施設が残っている。
赤い三角屋根
スキーブーム真っ只中の、昭和43年開業。平成15年のシーズンを最後に閉鎖となった。
壁が広範囲に亘って崩落しており、非常に危険な状態である。
目の前を走る国道161号線は、思いの外交通量が多い。タイミングを見計らい内部へ。
今日一日は私の貸し切りである。贅沢な時間を思う存分楽しもう。
敦賀国際スキー場は、非常に名の知れた廃墟である。そのため、破壊行為や落書きが目立つ。
事務所は荒らされた様子も無く、美しく朽ちている。
廃墟としては新しい部類に入るが、朽ちるスピードが尋常ではない。
2階が食堂、3階が客室となっている。
当時は、多くのスキーヤーで賑わっていたに違いない。
床には瓦礫や食器が散乱している。音を立てずに歩くのは至難の業だ。
令和4年に敦賀国際スキー場は解体され、何度も写真で目にした印象的な窓も無くなってしまった。
私が求める廃墟の美しさはここには無かったが、有名な廃墟が消えていくのは悲しいものだ。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | B |
崩壊危険度 | A |
廃墟化年数 | C |
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