阿手小学校数瀬冬季分校は、石川県白山市に位置する廃校である。
沿革は不明である。昭和51年に本校の阿手小学校が鳥越小学校の分校になったことから、数瀬冬季分校はそれ以前に閉校したと考えられる。
雪崩の発生

コンクリートブロックで造られた長閑な田舎のバス停。
バスを待っている人は居ない。遠くから、草刈り機のエンジン音だけが聞こえてくる。

中を覗いてみると、昭和53年の警告看板が残っていた。
熊に襲われる危険性を考えると、山菜は大人しく店で購入した方が良いと思うのは私だけだろうか。

バス停の向かい側に、美しく朽ちた数瀬冬季分校の校舎がある。
昭和38年に雪崩が発生し、校舎は一度倒壊している。幸いにも休校中で、児童は不在であった。その後校舎は、雪崩の影響を受けない現在地に再建された。

裏側はより傷んでいるように見えるものの、豪雪地帯の木造校舎が未だに現存しているのは奇跡に近い。

校舎の裏側を進んだ先には、神聖な雰囲気が漂う三輪神社が鎮座している。

慎重に校舎内へ。学校の面影は全く残っていない。

想像していた通り、校舎内も傷みが激しい。

2階も見てみたい。しかし、木造校舎の傷んだ階段は言うまでもなく危険である。

踊り場が崩落した階段を、何とか上って2階へ。
非常に危険なため、これ以上足を踏み入れることは出来ない。

事前情報が無ければ、廃校と言われても半信半疑である。
学校関連の残留物は、一つも見つけることが出来なかった。

苔生した緑の床に、赤い消火器が良く映える。年々老朽化が進んでいるため、この光景が見られなくなる日も近い。
廃墟探索は一期一会。美しい光景に出会えたことと、今日まで持ち堪えてくれた校舎に感謝しよう。
廃墟評価
| 廃墟退廃美 | A |
| 到達難易度 | C |
| 廃墟残留物 | C |
| 崩壊危険度 | S |
| 廃墟化年数 | A |
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