京法小学校は、高知県宿毛市に位置する廃校である。
創立は明治7年。僻地の分校として、長らく京法集落の児童教育に貢献してきた。昭和52年に念願の独立校となるが、橋上小学校に統合され、昭和56年に閉校となった。
埋もれた校舎

スマホは圏外の表示。私と京法小学校の時間は、誰にも邪魔されることはない。
当時校舎は校庭の一段上に建てられていたが、閉校後に校庭が土砂捨て場となり、現在は校舎が一段下に埋もれるような形となっている。

苔生した古い石碑には「學校建設記念」と刻まれている。

閉校から40年以上が経過し、校舎は著しく老朽化が進んでいる。

美しく朽ちた私好みの木造校舎である。
床の状態が非常に悪いため、歩ける箇所が殆ど無い。バランスを取り平均台を渡るように、慎重に進まなければならない。

床が抜けた教室。覗き込むと、床下に鹿の亡骸が横たわっていた。

てるちゃんは教師の名前だろうか。柱に刻まれた印は、小学生にしては非常に高身長である。

校舎の突き当たりに、用途不明の教室がある。壁が崩れているため、倒壊は時間の問題である。

校舎のすぐ脇を京法川が流れている。心地良いせせらぎが、隙間だらけの校舎に響く。

便所も半壊している。撮影中も大きな音を立てて、瓦が落ちてきた。

黒板を剥がした跡がある。この小さな教室で、授業を行っていたようだ。

黒板がもう一つ。机や椅子は、何処にも見当たらない。
独立校として歩んだ歴史は、僅か4年と非常に短いものであったが、京法小学校は確かに存在していた。
廃墟評価
| 廃墟退廃美 | A |
| 到達難易度 | A |
| 廃墟残留物 | C |
| 崩壊危険度 | A |
| 廃墟化年数 | A |
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