神子内小学校は、栃木県日光市足尾町に位置する廃校である。足尾町は、日本の近代化を支えた鉱山の一つ「足尾銅山」の町としても知られる。
生徒数減少のため、昭和59年から休校となっており、厳密には廃校ではない。しかし、学校再開の予定は無く、事実上の廃校となっている。
五線譜と音符の校門
創立は明治8年。足尾小学校神子内分校として開校し、その後独立した。
付近を流れる神子内川の氾濫の被害を受け、数回校舎の移転を余儀無くされている。
五線譜と音符の装飾が施された校門。小さな遊び心に胸が躍る。
現在の校舎は、昭和33年に新築したものである。約60年前の校舎とは思えない程状態が良い。
玄関の扉が開いていたので、少しだけお邪魔することに。
管理され雨漏り一つ無い校舎は、全くと言っていいほど傷んでおらず美しい。窓がアルミサッシという点には目を瞑ろう。
冒頭で触れた「事実上の廃校」という言葉は、撤回しなければならない。学校再開を夢見る美しい校舎は、いつでも子供たちを受け入れる準備が出来ている。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | C |
崩壊危険度 | C |
廃墟化年数 | A |
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