浦ノ崎変電所は、佐賀県伊万里市に位置する廃変電所である。
かつて、近隣に存在した伝説の廃軍需工場「川南工業浦崎造船所」へ、送電をしていたとの噂もある。
浦の崎変電所前

バス停の名称は、そのまま「浦の崎変電所前」である。
しかし、どう足掻いてもバス停から浦ノ崎変電所は見えない。

近々、この路線は廃止となるようだ。少し寂しい。

バス停を後にし、木々が生い茂る方へ歩みを進めていく。
刺身食べ放題の店へ向かう道中に立ち寄ってみたが、藪漕ぎが非常に面倒臭い。

漸く、浦ノ崎変電所の姿が見えた。夏場の訪問はお勧めしない。

浦ノ崎変電所は、昭和49年に廃止となった。
設備は全て撤去され、無機質な空間が広がっている。

似つかわしくない残留物が多いせいだろうか。感動や興奮は一切無い。

壁に掛けられた札は、当時のまま残る貴重な残留物だ。

何故、テレビがこんな所に。

すっかり見かけなくなったアンバサ。
某乳酸菌飲料に淘汰され、現在は地域限定商品として販売されているようだ。

美しいと思える箇所が殆ど無く、早々に飽きてきた。再び足を運ぶ事はもう無いだろう。
美味しい刺身を食べる予定が無ければ、つまらない一日を過ごしてしまうところであった。
廃墟評価
廃墟退廃美 | C |
到達難易度 | A |
廃墟残留物 | B |
崩壊危険度 | C |
廃墟化年数 | A |
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