川越電気鉄道の原動力や、周辺地域への電力供給を目的に建てられた矢納発電所は、埼玉県では初の水力発電所として、昭和41年まで稼働を続けた。
廃発電所にしては珍しく、階段を下りるだけで容易に到達出来る。言わば初心者向けの廃発電所である。
県境の廃発電所
矢納発電所は、埼玉県と群馬県の県境に位置する。僅かに埼玉県寄りではあるが、橋を渡ると群馬県である。
周辺では熊の目撃情報もあるため油断は出来ない。
当時、発電機は2基設置されていたが現在は蛻の殻である。
内部は非常に暗い。廃発電所特有の大きな穴には、細心の注意が必要だ。
美しい廃墟と呼ぶには、あと1つ何かが足りない。
容易に到達出来る分、美しさは控えめなのかもしれない。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | C |
崩壊危険度 | B |
廃墟化年数 | A |
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