廃医院の情報を入手し、とある田舎町を訪れた。
早朝にも拘らず、数人の老人が散歩をしている。廃墟マニアにとって、早朝から活動する老人は厄介な存在である。
立派な扁額

「歯科醫院」と書かれた立派な扁額が掲げられている。

張り紙だらけの私好みの受付だ。平成に入ってからも診療を行っていたらしく、廃墟としては新しい部類に入る。

待合室は非常に綺麗で、面白味が無いため省略する。

廃校で見かける大きな液浸標本が置かれている。自宅に飾りたい。

診察室は非常に薄暗い。開け放たれた窓から蚊がどんどん入ってくる。
歯科ユニットの状態は非常に良く、通電すればすぐに使用出来そうだ。

器具が手付かずのまま残っている。スケーラーを見ると目がムズムズする。

可愛い埴輪のロボットのように見えてきた。

ご自由にどうぞと言わんばかりの状態だ。

歯科ユニットに絡み付く蔦が、良いアクセントになっている。
雑然とした技工室

奥へ進むと小さな技工室がある。童心を擽る光景に思わず声が出た。
机は見ての通りだが、床も足の踏み場も無いほど散らかっている。

どこもかしこも歯だらけだ。手に装着して遊びたい衝動に駆られる。

雑然とした技工室の机を見ていると、子供の頃に床一面に散らかしたレゴブロックで遊んだ記憶がふと蘇った。
大人になり、純粋に何かを楽しむ気持ちを失ってしまったと気付く時がある。廃墟は、そういった気持ちを思い出させてくれる場所でもあるのだ。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | C |
廃墟残留物 | S |
崩壊危険度 | C |
廃墟化年数 | C |
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