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青年の家 和光荘

青年の家 和光荘は、三重県尾鷲市おわせしに位置する廃宿泊施設である。

昭和41年1966、大曽根公園内に開設。合宿訓練などを通じて、心身共に健全な青少年の育成を図るための施設であった。同公園内には、廃宿泊施設「尾鷲ユースホステル」も残っている。

世界の椿園

ロビー

大曽根公園の一角には「世界の椿つばき園」と名付けられたエリアがある。その名の通り、国産種と外国産種合わせて700種以上もの椿が植えられている。

時間に余裕があれば、廃墟探索のついでに世界の椿園にも足を運んでみよう。

食堂

静寂に包まれた食堂。当時は、多くの生徒たちで賑わっていたはずだ。

避難口誘導灯

垂れ下がった避難口誘導灯が、足元で揺れている。シュールな光景だ。

三重県のホームページによると、和光荘は平成14年2002から休止扱いとなっている。

しかし、運営再開の目処めどは立っておらず、事実上の閉鎖となっている。

トイレ

老朽化が進んでいるものの、人為的に荒らされた様子は無い。

湿気が溜まっているのだろうか。木材が使用されている箇所は、ことごとく腐り落ちている。

懐かしさを覚えるドミトリータイプの客室。日当たりが良い客室は、そこまで朽ちていない。

打って変わって、薄暗く湿気が溜まった客室は状態が非常に悪い。

皆で作ったカレーの味、動きが合うまで終わらない集団行動、消灯後の恋バナ。誰もが経験したことのある懐かしい思い出と共に、和光荘は解体される日を待っている。

廃墟評価

廃墟退廃美A
到達難易度C
廃墟残留物B
崩壊危険度A
廃墟化年数B

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