一ツ瀬小学校は、宮崎県西都市に位置する廃校である。
古沸所バス停横の高台に、2階建ての校舎とプールが残っている。
ひとつせの塔
昭和37年に中尾小学校、中尾小学校猪原分校、八重小学校を統合し、一ツ瀬小学校が開校した。
全盛期の児童数は約100名を数えたが、過疎化によって徐々に減少し昭和57年に閉校となった。
雑草が生い茂るプール。一ツ瀬小学校は、西都市の緊急避難所に指定されている。
石碑には「十四のひとみで学んだ心をいつまでも持ち続けたい」と書かれているが、児童の顔のレリーフは何度数えても15人分ある。
校舎脇の離れのトイレ。天井がかなり傷んでいる。
学年別に個室が分かれているが、トイレは男女混合である。
校舎の裏側へ。窓ガラスが割れている以外に目立った損壊は無い。
2月だというのに、昨日の最高気温が34°Cになっている。
哀愁漂うレトロなレコードプレーヤー。妙に廃校の雰囲気に合っている。
机に立て掛けられた学校表札と、こちらを睨む目の模型。自己紹介をしているかのようだ。
下の道路から見えない位置に校舎がある分、教室の中では主張が激しめであった。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | B |
廃墟残留物 | B |
崩壊危険度 | C |
廃墟化年数 | A |
廃墟評価の詳細はこちら。