葛川小学校神下分校は、奈良県十津川村に位置する廃校である。
創立は明治5年。校名を幾度となく改称し、昭和32年に現在地に新築移築。昭和42年に閉校となった。
最寄りのバス停
廃校から程近い場所に位置するバス停。周辺に人の気配は全くないが、利用者はいるのだろうか。
辺鄙な場所にありながら、バスの本数は思いのほか多いような気がする。
バス停から徒歩3分程で廃校へ到着した。石碑が植物に覆われている。
葛川幼児教室
校舎は比較的綺麗な状態で残っており、非常に美しい。何かしら再利用されているのかと思うほどだ。
扉には「くずがわようじきょうしつ」の文字。閉校後は幼児教室へ転用されていたようだが、現在は使用されていない。
郵便物の受け渡しを行う小窓だろうか。あまり見かけたことが無い。
小さな校庭で遊具が錆び付いている。
小窓の裏側には時代を感じる黒電話。小窓から蚊が入ってくるため、非常に鬱陶しい。
これは上皇上皇后両陛下のご成婚の写真だろうか。廃校で朽ちるままというのは気が引ける。
下駄箱には幼児用の上履きやスリッパが残っている。
かつての教室部分へ。2部屋あった教室の壁を取り払い、大きな教室として利用していたようだ。
床が脆く危険なため、中へ入ることは出来ない。
幼児教室で使用されていた玩具が散らばっている。
元気な笑い声が溢れていた教室。今となっては、床の軋む音だけが寂しく響くだけだ。
廃墟評価
廃墟退廃美 | B |
到達難易度 | A |
廃墟残留物 | B |
崩壊危険度 | B |
廃墟化年数 | A |
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