春の陽気に包まれた穏やかな朝。私は廃墟を目指し、車でしまなみ海道を走っていた。
しまなみ海道は、瀬戸内海に浮かぶ島々を経由し、広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶ絶景のドライブロードである。
檸檬の島

見ておきたい廃バスがあったため、しまなみ海道の中間地点に当たる生口島へ。
周辺には、他にも数台の廃車が放置されている。

目当ての廃バスは、檸檬畑の一角に放置されている。生口島は柑橘類の栽培が盛んな島として知られ、その中でも檸檬は国内屈指の生産量を誇る。
行先表示の「Pa-ヤン」とは、何を表しているのだろうか。非常に気になる。

ガラスの無い窓から、運転席を覗いてみる。
現在は倉庫として使用しているのか、物が詰め込まれていた。

開きっぱなしの給油口。何かを突っ込んでみたくなる。

車体に施されたカラフルなペイントは色褪せ、錆が目立ち始めている。

窓ガラスには、絵に描いたような手形が一つ。

車内から生えた青々とした木は、朝日を浴び生命力に満ち溢れている。風変わりな廃バスは、撮影していて楽しい。
寄り道は程々にして、そろそろ次の目的地へ向かおう。遠征初日の朝は、まるで檸檬のような爽やかな幕開けとなった。
廃墟評価
| 廃墟退廃美 | B |
| 到達難易度 | C |
| 廃墟残留物 | – |
| 崩壊危険度 | C |
| 廃墟化年数 | C |
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