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豊足神社の機雷

豊足とよたり神社は、銭函ぜにばこ駅裏の高台に位置する神社である。境内けいだいからは小樽おたるの海を見渡すことができ、非常に気持ちの良い場所だ。

そんな神社の一角には、少し変わったものが奉納されている。

忠魂碑と機雷

豊足神社

周辺に人の気配は無いものの、管理はしっかりされているようだ。軽く参拝し、境内の忠魂碑ちゅうこんひへ向かう。

忠魂碑のすぐ脇に展示されているもの。それは機雷きらいであった。

機雷は水中に設置し、艦船の接近や接触を感知すると爆発する兵器で、陸上で言う地雷のようなものである。日露戦争から、本格的に実戦投入が始まり、猛威を振るった。

機雷の由来

機雷の隣に案内板が設置されている。

この機雷は明治40年ごろ オタネ浜〈現在の大浜海水浴場〉附近に漂流していたものを 故藤村音五郎氏が発見、軍の処理班が現地に於て爆破したものであります。これは日露戦争当時露軍が日本海に敷設した機雷で 上記箇所に漂着したものであります。その後 銭函駅前〈島判官仮本陣跡〉の藤村家が永らく保存しておりました。同家が移転に際し忠魂碑前に移設し 当時を偲び永く保存するものであります。

大切に保管してくれていた方には、頭が下がる思いだ。おかげで、こうして当時の機雷を見ることが出来ている。

機雷

引き揚げられてから、100年以上の年月が経過している機雷は、著しく腐食している。ぽっかりと口を開けたようなその姿は、まるで大きな欠伸あくびをしているかのようだ。

終戦から78年が経過した現在。関門海峡周辺には、約1000発もの機雷が未だに眠ったままとなっている。本当の意味での平和は、まだまだ先になりそうだ。

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